演劇制作の仕事

もともと演劇が好きだったというわけではありませんが、ひょんなきっかけから、演劇(劇団)の制作という仕事に就きました。

世間的に演劇のイメージというと、演劇の収入だけでは食べていけず、フリーターがアルバイトしながらやっている…というイメージが強いと思いますが、わたしが所属している劇団は有限会社の形をとっており、収入はそう多くはありませんが、所属する劇団員全員が、演劇だけで生活しています。もちろん社会保険も加入しているので恵まれた状況だと思います。

劇団で働いていると言うと舞台に立つ俳優だと思われがちで、演出家や脚本家、照明、音響といった職種はイメージもされやすいのですが、制作という仕事はどんな仕事なのかわかってもらうのに少し説明を必要とします。主に広報・宣伝を担い、舞台上に現れること以外はなんでもする裏方というとわかりやすいでしょうか。

わたしは制作なので直接作品を作る立場ではありませんが、物語を通して社会にアクセスするという仕事に憧れていました。それならば映画でもよかったのですが、演劇は映画と違い、舞台上も生ならばお客様も目の前に生身でいる、生身同士でのコンタクトを取ることができるというのが魅力だと思います。

何らかの形で演劇で食べていきたいという人は少なくないと思いますので、演劇を生業にして生きることができるということを伝えたいと思っています。